長女が保育園でもらってきたヒトメタニューモウイルス。家庭内感染を防ぐためにベビーサークルを動かし、生活動線を工夫し、できる限りの感染対策をして頑張った。それでも最終的には0歳の弟に感染してしまった――そんな記事を前回書いた。
まずは前回の話から読みたい方はこちら👇
ヒトメタは赤ちゃんにうつる?上の子が保育園でもらってきた家庭内感染の体験談
今回はその続きであり、「ヒトメタは大人は軽症」と信じていた私が、実際どうなったかという実体験の記録である。
結論から言えば、
ヒトメタは“大人でも普通につらいケースがある”。
そして「親だから大丈夫」と無理すると、しっかり倒れる。
そんな話である。
ヒトメタは大人でも感染する?長女は回復、しかし弟が発熱
弟が発熱し、ヒトメタの家庭内感染が確定した頃、家にウイルスを持ち帰ってきた張本人(?)の長女はほぼ回復していた。走り回るほどではないにせよ、遊びたがる元気は戻りつつある状態。
一方で私は、鼻水、のどの痛み、声枯れに悩まされていた。
それでもこの時点ではまだ、
「まあ、私にもヒトメタ移ったんだろうな。大人は軽いって言うし」
くらいの軽い気持ちで、そこまで深刻には捉えていなかった。
ヒトメタは
- 幼い子ほど重症化しやすく
- 大人は軽症で済むことが多い
と言われる。だから、弟に感染した時点で正直、心も体も燃え尽きかけていた。しかも長女が発症して12日目。
「もう収束したでしょ」と安心しかけた矢先の発熱だったのだ。
「ここまで日が経ってるなら移ってないと思うよ」と言われたけれど
診察時、医師からはこう言われた。
「ここまで日が経っているなら、お姉ちゃんから弟に直接移ったとは考えにくいね」
しかし弟はその時期、ほぼ外出なし。
病み上がりの姉に合わせて、家の中で過ごす毎日。
どう考えても感染源は姉以外に考えられなかった。
そこでヒトメタについて改めて調べてみると、
- 潜伏期間:3〜6日
- 解熱後も 数日〜1〜2週間は感染力が続く 場合あり
とのこと。
つまり、まだ油断していい時期ではなかったということ。
「ああ、やっぱり姉→弟ルートだったんだろうな」と納得した。
いったん治ったと思ったのに…「本番」はここからだった
私の鼻水やのどの痛みは、弟の熱が落ち着く頃にいったん治った。
「つらかったけれど、これで終わりかな」
そう安堵し始めた――その直後だった。
ある朝、目が覚めた瞬間に違和感。
首の後ろ、肩甲骨のあいだに強烈なコリのような痛みがあった。
こども2人の看病による寝不足、気の張り詰めた生活、免疫力低下。
いろいろなものが重なった結果だろうと、軽く考えていた。
夫がマッサージをしてくれたが、触れられるだけで痛い。
同じ力で腕に触れられてもなんともないのに、背中だけが異様に痛い。
それでも私は、
「まあひどいコリってこういうものだよね」
と、まだ現実から目をそらしていた。
“普通に家事をした”ことが、たぶん決定打だった
その日は休日で、“やっと家事ができる日”。
看病続きで崩壊していた家を立て直すスイッチが入ってしまった。
洗濯物は山。
部屋は散乱。
常備菜ゼロ。
離乳食ストックもゼロ。
完全に間違った方向にエンジンが入り、
「今やらなきゃいつやるの!」
と掃除、洗濯、料理、片付け…とフル稼働。
特に印象的だったのが、ほうれん草6袋を一気に処理したこと。
洗って、切って、ミキサーにかけ、フリージングストッカーに並べて冷凍。
今振り返れば、完全にオーバーワークだった。
47℃のお湯でも温まらない → そして発熱
夕方、突然強い寒気に襲われた。
ストーブの前にいても全く温まらない。
こども2人の夕食タイムという最も忙しい時間帯。
それでも限界を感じて夫に任せ、お風呂へ。
湯舟の温度を上げる。
さらに上げる。
最終的に 47℃近く にしても、まったく温まらない。
皮膚だけ真っ赤。
それでも体の芯は冷たいまま。
この時点でようやく、
「あ、これただの疲労じゃない」
と理解した。
そしてその夜、38℃超の発熱。
ついに私は、しっかり倒れた。
その後3日間:発熱・倦怠感・ヘルペス
その後、
- 37〜39℃の発熱が約3日
- 強い倦怠感
- 口唇ヘルペス
完全に「軽い風邪」ではなかった。
ヒトメタは感染を繰り返すうちに症状が軽くなり、
大人は軽症のことが多いと言われる。
私もそう信じていた。
しかし現実は、
“しっかり第二ラウンドが来るタイプ”のヒトメタ。
鼻水・のどの痛みが落ち着いたあとでの高熱。
「そんな展開聞いてない!」というのが正直な感想だった。
結論:ヒトメタは大人でも普通にしんどい。無理しないで
ヒトメタ=「子どもが重症化しやすいウイルス」というイメージが強く、大人はつい軽く考えがちだ。
でも、
- 看病疲れ
- 寝不足
- 精神的ストレス
- 生活リズムの乱れ
- 免疫力の低下
これらが重なった状態で感染すると、大人だって普通につらい。
むしろ「親だから頑張らなきゃ」と無理をすることで、倒れたときのダメージが一気に大きくなる。
あのときの自分に言いたいのはただ一つ。
ヒトメタ、甘く見るな。
そして無理して動くな。
そんな、ヒトメタと少し長く付き合うことになった我が家の続きのお話でした。
今振り返ると、この経験は「ヒトメタの家庭内感染のリアル」を知るうえで、前回の記事とセットで一つの物語だったと思う。
前編(隔離・対策編)をまだ読んでいない方は、ぜひこちらからどうぞ👇
