赤ちゃんは、暗いほうがよく寝る。
そう思ってきた私が、朝のお日様の下で眠る姿を見て、少し立ち止まった。
きっかけは、いつもの朝の流れの中にあった。
明るい部屋で、そのまま眠った
最近、朝の明るい部屋で、そのまま眠ってしまうことが何度かあった。
上の子を保育園に送ってから帰宅すると、
家には0歳の子と私だけになる。
離乳食を食べさせて、
ひと息つくために、
それまで閉めていた遮光カーテンを開ける。
朝のお日様が部屋に入って、
一気に明るくなる。
すると、赤ちゃんは一瞬まぶしそうにする。
「やっぱり起こしちゃったかな」と思う。
だいたいは、
レースカーテンを閉めて、布団をしいて、
光が少し残る部屋で添い乳をしているうちに、眠っていく。
でも、ときどき。
光の中ですこし遊ばせておくうちに、
いつの間にかごろごろし始めて、
気づけば眠ってしまうことがある。
夜は、暗くしないと寝ない
ちなみに、夜はまったく違う。
いくら眠たがっていても、
明るい中では寝ない。
おっぱいをあげていても、不思議と寝ない。
部屋を暗くして、
静かにして、
ようやく眠りに入る。
音にも敏感で、
冷凍庫を開ける音や、
食器の音で起きそうになることもある。
だからこそ、
朝のあの眠り方が、
少し不思議だった。
理由はひとつではないのかもしれない
なぜ眠ったのかは、正直よく分からない。
保育園に行って一度外に出たこと。
車に揺られて帰ってきたこと。
離乳食でお腹が満たされていたこと。
朝という時間帯や、
お日様の光。
どれかひとつが理由というより、
いくつかのことが
たまたま重なっただけなのかもしれない。
特別なことはしていないつもりだけれど、
何もしていなかったわけでもない。
目をつぶる、ということ
もうひとつ、最近思うことがある。
自分が小さいころ、
親に「目つぶりなさい」と
よく言われていた記憶がある。
眠れないときは、
目をつぶって羊を数える。
そんな言い伝えのようなものもあった。
3歳の長女の寝かしつけでも、
似たような場面がある。
「静かにしなさい」「目をつぶりなさい」と言っても、
そのときはつぶるけれど、
すぐに薄目を開けてくる。
こちらもだんだん本気になって、
至近距離で様子を見ながら、
少しでも目を開けそうになると
「目、開けないよ」と声をかける。
そうすると、
時間はかかっても、
最終的にはちゃんと寝る。
長女がまだ赤ちゃんだったころ、
眉間をさすっていると
そのまま眠ることがよくあった。
あとから、
それは保育士さんが使うこともある
テクニックだと聞いた。
もしかしたら、人は目を閉じていれば眠る生き物なのかもしれない
大人でも、
似たような経験がある気がする。
ピクニックで芝生に寝転がって、
まぶしくて目を閉じているうちに、
だんだん眠くなってくる感じ。
調べてみると,
「太陽の光を見ると人は目覚める」
という話ばかり出てくるけれど、
体感としては少し違う。
もしかしたら人は、
無理やりでも目を閉じていれば、
だんだん眠りに入る生き物なのではないだろうか。
朝のお日様がまぶしい
→ 目をつぶる
→ そのまま眠る。
あの日のあの流れも、
そんなふうに考えると、
少しだけ腑に落ちた。
最後に、ひとつだけ
もちろん、
これは証明された話でもなければ
すべての子に当てはまる話でもない。
ただ、
育児をしていると
「理由は分からないけれど
うちではこうだった」
という経験に、何度も出会う。
私は、
それを無理に正解にしなくてもいいと思っている。
暗いほうがよく寝る日もあれば
朝のお日様の下で
不思議と眠る日もある。
理由は分からないけれど、まあいい。
でもこんな日が少しずつ増えたら、楽だなと思う。
