薄味育児って、本当に現実的?
祖父母との価値観の違い、外食で野菜がない問題、お菓子との向き合い方…。
「理想は分かるけど、実際どうするの?」と悩む方は多いと思います。
私は管理栄養士であり、二児の母です。
結論から言えば、薄味育児は“がんばる育児”ではありません。
現実の中で折り合いをつけながら続けていくものです。
そのために必要だったのは、“完璧”ではなく ルールづくりと現実対応力 でした。
「薄味育児って本当にラクになるの?」
👉 薄味育児はラクになる。“旬×調理”で始める現実的な幼児食
薄味育児は現実的?理想と現実のギャップは必ず出てくる
薄味育児は理想論ではないけれど、現実の生活の中では必ずブレます。
- 祖父母との価値観
- 外食の現実
- お菓子問題
- 子どもの機嫌や性格
- 家族全体の生活リズム
この現実とどう折り合いをつけるかが、
薄味育児を“続けられる育児”にできるかどうかの分かれ目です。
祖父母との食の価値観。迷わせない“ルール作り”が鍵だった
まず直面したのが、祖父母との距離感でした。
うちは基本的に協力的でしたが、「どこまでOKで、どこからNGなのか」が分からず、祖父母自身が悩んでしまう場面が何度もありました。
私は軽く「お菓子は3歳までは積極的に与えないつもり」と伝えていましたが、いざ会う場面では、
- 今お腹空いてる?
- これはあげていい?
- これはやめたほうがいい?
という迷いが常に発生します。
さらに厄介だったのが、子どもに先に聞いてしまう問題。
「これ食べる?」と先に聞かれてしまう。
もちろん子どもは「食べる!」。
「今それ出す!?」という瞬間は本当に多かったです。
そしてそのたびに私は、その場その場で説明していましたが、今振り返ると——
最初から 「食べさせる前に一声かけてね」 というルールをはっきり伝えておけばよかったと思います。
祖父母を“敵にしない”。果物ルールは3者がハッピーだった
そんな中で、とても助かったのが
- “果物は基本OK”という安心ゾーンをつくること
でした。
普段はみかんやバナナ。
祖父母の家では、いちごやゴールデンキウイといった少し特別な果物を用意してもらう。
その結果、
- 子ども → うれしい
- 祖父母 → 何かしてあげられた満足感
- 親 → 安心して任せられる
という 理想的な関係が自然に成立。
今でも祖父母は必ず果物を用意してくれます。
「銘柄指定」までした方が楽だったと思う
ただ、それでも迷わせてしまった出来事もありました。
私は“素朴で油少なめのビスケット”だけを与えていたのですが、
祖母がそれを見て、
「じゃあアンパンマンのビスケットならいいよね!」
と買ってきてくれたんです。
しかしアンパンマンビスケットは 2種類あります。
- かなりシンプルなタイプ
- しっかり甘いクッキー寄りのタイプ
祖母が選んだのはもちろん後者。
断りづらくて、複雑な気持ちで与えたことがありました。
だから今の私ならこうします。
- 「もしお菓子を買うなら、これがおすすめ」
- 具体的に“商品名で指定”
祖父母は敵ではなく、むしろ同じ方向を見てくれる存在。
迷わないための材料を最初に親が用意してあげることも、優しさだと思っています。
「お菓子との距離感についてもっと詳しく知りたい」
👉 薄味育児とお菓子。「知らない=幸せ」な時期は本当にある
外食はどうする?理想より“現実運用”で続けやすく
次の壁は外食でした。
私たちは、
- できれば短時間で済ませたい
- 子どもを待たせすぎたくない
というタイプだったので、
- うどん
- そば
- ラーメン
- 寿司
こういうお店が多かったのですが、
ここで立ちはだかるのが “野菜がほぼない問題”。
ステーキ屋さんに行ったときなんて、
本当に野菜料理が見当たらなくて軽く絶望しました。
「完璧」を目指さない。できる範囲で拾えば十分
結局のところ、
- ステーキなら付け合わせを変更してブロッコリー
- ラーメンならタンメンを選ぶ
- できる範囲で野菜トッピング
こういう 現実的な選択で十分成立します。
そして私的にかなり役立ったのが、
- 手のひらサイズの小さなタッパーに野菜を少量入れて持ち歩くこと
ほうれん草のお浸し+ミニトマト。
それだけでも外食時の助けになりました。
これは栄養だけの話ではなく、
- 外食の待ち時間対策になる
- 先に少し食べられるから落ち着く
- 親がゆっくり食べられる時間を確保できる
という、現実的なメリットがものすごく大きかったです。
管理栄養士としての結論。完璧でなくていい
ここまで書いてきましたが、私の結論はシンプルです。
薄味育児は“理想を押しつける育児”ではない。
“現実と上手に付き合うための方法論”。
多少ブレても問題ありません。
外食で野菜が足りない日が続いても、すぐに健康を損なうわけでもありません。
大事なのは、
- 家庭としての“軸”があること
- 親が納得していること
- 無理していないこと
それだけで十分だと思っています。
