管理栄養士の家のごはん、たぶん思ってるより質素です


「管理栄養士さんの家のごはんって、すごそうですよね」
そう言われることがあります。栄養バランスが完璧で、毎日手の込んだ料理が並んでいて、素材からこだわって、だしも昆布から取って、添加物なんてほとんど使わなくて、健康的で理想的な食卓が広がっている。そんなイメージを持たれているのかもしれません。

でも、正直に言うと、うちの食卓は全然すごくありません。
他のおうちの食卓をたくさん見てきたわけではないので、比べられるほどの材料もなく、実家と義実家以外はほとんど知らないのですが、それでも「管理栄養士の家だから特別」という感じはまったくしません。もしかしたら、他のお宅のほうがよっぽど品数も多くて、立派な食事をしているかもしれません。

我が家の食事は、ごく普通で、かなり現実的で、どちらかというと質素なほうだと思います。
味付けは薄め、主食は基本的に米、油ものは少なめ。特別なルールを決めているわけでもなく、健康意識が高すぎるわけでもなく、生活していたら自然とこうなりました。


薄味だけど、こだわっているわけではない

薄味というと、「素材の味を大切にしてるんですね」とか、「だしをきかせて丁寧に作ってるんですね」と言われることがありますが、正直に言います。

そんなに手、かけてません。

だしはスーパーで買える合わせだしパックです。昆布から取ることもなければ、鰹節を削ることもありません。子どもが生まれる前は普通にほんだしを使っていましたし、正直、ほんだしって完成度が高すぎると思っています。味はすぐ決まるし、安定感はあるし、コスパもいい。子どもがもう少し大きくなったら、普通にほんだしに戻す予定です。そのほうが圧倒的に楽で、現実的で、続きます。

薄味なのは、「ちゃんとしよう」と思ってやっているというより、このくらいで十分だなと感じるところに落ち着いただけ。夫も薄味が好きなので、自然と今の味付けになりました。


我が家の食事の基本は、ずっとこれ

我が家の食事の基本パターンはとても単純です。

ごはん+主菜+副菜+汁物。

ほぼ毎日この形。考えなくて済むので楽です。

汁物には野菜をたっぷり入れます。野菜は加熱するとしなっとして、かさが減って、一気に食べやすくなるから。生野菜は「たくさん食べた気分」にはなりますが、実際にお腹に入る量は少なめなので、トマト以外はほとんど出しません。基本は加熱です。


味噌汁はキャベツと油揚げが定番

我が家で一番人気の味噌汁は、キャベツと油揚げ。
とてもシンプルですが、これが本当に強い。

3歳児でも食べやすいように、野菜はなるべく長めに加熱してやわらかくします。くたっとしたキャベツは甘みが出て、量もたくさん食べやすい。そこに油揚げを入れると、一気にコクが出て、旨みが増します。正直、これだけで「ちゃんとした一品」になります。


副菜は「考えない」

副菜は、基本的に考えません。

キャベツをたっぷり千切りにしてチンする。
もやしを2袋チンする。(1〜3日で消費)
トマトを切るだけ。
茹でたブロッコリーをどーん。
疲れた日は冷凍ブロッコリーや冷凍インゲンをチンしてどーん。

これで終わりです。

ドレッシングやマヨネーズをかけてもいいですが、旬の野菜はそれだけで甘みがあっておいしいので、調味料は少なめ、もしくはなし。季節をそのまま食べる、くらいの感覚です。


野菜はスーパーの特売が正義

野菜は、いくつかのスーパーのチラシをチェックして、安いものをまとめて買います。キャベツが100円なら2玉、もやしが25円なら2〜3袋、ほうれん草が120円なら5袋(笑)。

旬の野菜は、それだけでちゃんとおいしい。特別な調理をしなくても、ちゃんと甘みがあります。

ひとつだけ意識しているのは、買ってきたらなるべく早めに処理すること。冷蔵庫で眠らせてしまうと、下処理する気力がなくなります。特に土のついたほうれん草。後回しにすればするほど触りたくなくなるし、味もどんどん落ちていく。

当日処理したほうれん草と、4〜5日経ってから処理したほうれん草では、正直、味が全然違います。それを知っているので、「早めに使う」、それだけは意識しています。


有機野菜やオーガニック野菜は選んでいません

よく聞かれるのですが、我が家では有機野菜やオーガニック野菜は特に選んでいません。
お金がありあまるほどあったら買うかもしれませんが、それよりも、野菜をたっぷり食べることのほうが健康的だと思っています。

農薬についても心配されがちですが、ほとんどの農薬は水溶性なので、しっかり洗えば問題ないものがほとんどです。それより「高いから」と野菜の量が減ってしまうほうが、私としては本末転倒だと感じます。


管理栄養士でも、毎日ちゃんとは作っていない

管理栄養士でも、毎日ちゃんとした食事なんて作っていません。品数が少ない日もあるし、「今日はこれでいいか」で終わる日も全然あります。

それでも、主食があって、何かしらのおかずがあって、極端に偏っていなければOK。栄養は一食で完璧にするものではなく、数日単位で見ていくものだからです。

主菜が少なかったな、たんぱく質足りないかも、と思ったときは、

・納豆ごはん
・卵かけごはん

を追加。米があって、野菜があれば栄養バランス◎


頑張らない食事のほうが、続く

ちゃんとしようとしすぎると、食事作りはどんどんしんどくなります。でも、楽な形、現実的な形なら、続きます。

もし今、食事作りがしんどい人、ちゃんとできていない気がして不安な人、他の家と比べて落ち込んでいる人がいたら、伝えたいです。

管理栄養士の作るうちのごはん、

味ないし、超手抜きです。

って(笑)

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